補植作業という名の修行
補植(ほしょく)に行ってきました。
傷んだ苗を抜き、新しい苗を植える作業です。
簡単な作業。
否。
これが、字面では伝わらない難しさがあります。
単純に、前回植わっていたものと、
同じ色合いと背丈のものを植えても、しっくりと花壇に収まりません。
前回に植えた植物が、成長してボリュームがでている為、
花壇の趣が変わっているんです。
そこで今回植える苗は、前回と少しトーンを変えてみる。
新しく花壇をつくる気構えで、苗選びをする。
前回、黄色い花だったらオレンジ色にしてみる。
もこもこ咲いていたものを、縦に伸びるラインフラワーにしてみる。
花ではなく、葉の色を楽しむカラーリーフを使ってみる。
隣り合った植物と同じものを植えて、
その植物の面積を広げてもいいですし。
花期、花色、背丈、咲き方、葉の色、形・・
組み合わせは自由。
ですが、仕事として花期の長さと、植物の頑健さは押さえておきたい所です。
それでも、
花壇で、ピッタリとおさまったと感じても、
庭の中で浮いた印象になったり、
花壇で、何かいまいちだなぁと感じても、
庭の中では、まったく気にならずに、きれいにおさまっている時もある。
その原因は何なのか、を考えるのも楽しいことです。
花壇の形が悪いのか、植え方の問題なのか、
芝のエッジが伸びていた印象か、
低木、生垣がボサついていたのか、
それとも、それを見る自分自身に原因があるのか・・。
長くなりました。
今日は、この辺で失礼します。
あえてコルジリネさんと、呼ばせてせて下さい。
みずのいちろう 2008・7・19
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