ウィンターガーデン
真冬でも華やかに・・・・。
この仕事を始めた最初の頃ははそんなお客様の声に反発しておりました。
施主さんと業者とでこれをきっかけに言い争ってしまうことって多いのです。私の周りの同業者でも何人もいました。
商業施設におけるガーデンでは、季節を問わず彩りが求められます。
憩いの空間というよりも施設の演出的要素が強いのです。
だから、こうした施設はイングリッシュガーデンのように宿根草を主体とした構成にはできません。
宿根草類が咲き乱れるとても美しい一定の時期よりも、年間通して平均してお花がある状態を選択するわけです。
個人的には、冬は冬の庭姿を楽しむことが素敵なことだと思うし、冬の寂しい花壇を我慢した後に、より春の芽出しに心躍るわけで・・・。
しかし、ある時期から気持ちを割り切り冬の花壇つくりを前向きに行うようにしました。
ある意味・・・・消費大国ニッポンのガーデン文化の1つなのかなと 考えるようにしました。
この国の庭のしごと の1つとして捉えておかないと。
冬の彩り花壇は、エリカ・ギョリュウバイ・ストックといった比較的高さのあるもので彩りを出します。それでも花単体でボリューム感が出せない分、同系色だけで植え込むなど 花壇全体の印象を含め 大きな意味で 花 を意識してもらえるような工夫をします。
他、オーナメントを設置したり、プランターを花壇に入れ込んだり するわけです。
今回某施設の冬のネームプレート こんな感じになりました。
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