曇り空だけに
向こうに一面の花畑が広がっている・・。と思い向かった先は。
私の仕事の拠点稲沢市は植木の産地です。
この季節に一面の花を見せたのは ムクゲの生産畑でした。
庭において、それほど映える花木ではないと思っていたのですが、これだけ密集していると とても綺麗なものでした。
「ムクゲって けっこういいねえ」
パステル調の色合いが幻想的で、ちゅっと奥ゆかしい感じの派手さで東洋の神秘さを放っているような印象を受けました。
そうか、曇り空だから綺麗なのかも・・・。
これが晴天だと、日光が透けムクゲの花はやや薄っぺらい安っぽい花に見えてしまう。
ヒガンバナも満開を向かえ自生のコスモスも咲き始める季節となりましたが、ムクゲはまだまだ咲き続けます。
日々益々日が短くなり 最近写真をとる機会が減っている・・・と思っていたのですが、それは日が短くなったせいではないのかもしれないと今日ふと思いました。
何らかの自分自身の理由で、心にぐっとくる光景にめぐりあっていないのかもしれません。
気持ち次第で風景が違ってみえる・・・・。庭ごころのきっかけとなった初心を思い起こしました。
素敵なシーンを振り返ることでその心を知る。
逆に、こういうときこそ、自分の心を知ることで、素敵な庭的光景にめぐり合うことが出来るかもしれません。
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