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May Gardens Blog
               
庭ごころ
"気持ち次第で風景は違って見える"
最近は、お庭作りの事例など紹介しています。

家作り

written by Naoyuki Sakuyama

庭を作りにあたり、それを管理してゆく必要があるし、尚且つその庭を最高に楽しむには、やはりそこに住むしかないよね。ということから、こうなったわけですが、住宅は、どうしようかと。

いわゆる大手住宅メーカーさんの提案する住環境とは、相対する価値を築きたいので、それはなし。
ということで、日頃仕事でお付き合いの長い設計士の岩城さんにお願いすることにしました。

しかも今回は、庭の中の小さな家 なので、どちらかというと私の全体のガーデンデザインが外枠となり、その中の住宅設計となります。

住宅設計をガーデンデザイナーが主導する。
ここが、大きなポイントです!!

主導と言いましても、具体的な住宅作りに入ると、法的な知識も含めやはり建築士さんのリードが必要です。
だから、共同作業ってとこでしょうか。

 

設計士さんとの家作りは、言ってみれば0からのオリジナルなので、楽しい作業です。

 

ということで、参考資料としてまず買ってきたのが、こんな本。

ボクの理想というかイメージは絵本の中の家みたいな感じで、
三角屋根で煙突があって小さなドアと窓みたいな
子供が描きそうな家・・・・

まあ、こんな1部屋みたいな住宅というわけにはいかないですが、
家の真ん中に扉
というイメージは、なんとか実現したいなと考えています。

こんな世界感をいいなあ  とか見ながら、

一方では、お店じゃないからあんまりヨーロッパチックなのも落ち着かないし、何より自分は日本人だし・・・レトロも好きだし、

嫁と一緒に結構悩みました。
予算もありますから。

今回の計画は、普通よりお金をかけて理想的なものを作る というものではなく、
一般的平均的にかかる住宅費用の中で、そのお金の割り振りを見直すという試みです。

市街地では、その土地代から考えても、
住宅を建て、車2台のスペースを確保したら、庭どころではありません。
実際住宅で庭を作る仕事は減っています。

そりゃ お金をかければ、いくらでも広くて便利なものは作れますが、
それを私がやる意味はありませんし、そんな余裕もない。

となると、便利さもいいけど、生活での優先順位をつけ、
多少不便でもここは我慢しよう ってことをやってかないといけないのです。
便利・便利を追求した形が、今の住宅事情なのではないでしょうか。

 

だから、今回の計画にあたり、嫁とはいろいろ話しました。
今後の家族のあり方、二人の生き方、育児方針をまずは決めていかないと、
順位付けという選択ができないので。
これは、結構夫婦にとってもハードな作業です。
でも、本来、家作りってそういうものなんだと思います

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Naoyuki Sakuyama
私は庭を作る仕事をしています。庭を通じ、庭心を育むことで、逆にやさしい人や環境を育むことができるのでないかいう期待を込めて始めたブログです。 人に自然に寄り添うことの楽しみを伝えるために、僕は時間の許す限り、庭や自然を楽しむ時間を作ります。
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