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May Gardens Blog
               
庭ごころ
"気持ち次第で風景は違って見える"
最近は、お庭作りの事例など紹介しています。

オーガニックガーデン 農薬の処分

written by Naoyuki Sakuyama

無農薬野菜というものは、今や誰もが知るものですが、
無農薬で庭作りということも、最近いろんな媒体で目にするようになってきました。

環境意識から、「無農薬」「無化学薬品」ということを考えてもいいし、
ただ、最近思うのは、庭をより広く深く楽しもうと思えば、自然とそうなるだろう ということです。

植物を含めた、庭の中外に存在する様々な生物の繋がりを意識すると そこ(庭)は、小宇宙みたいなもので、
その繋がりを断ち切るような薬剤使用は自然と控えたくなるものです。

で、これは、数年前まで住んでいた家の屋外の物入れ。


かつて使用していて、保管したままの農薬や化学肥料・・・。いろんな種類。

どうしましょう。
同じく多くのお宅で見られる光景かと思います。子供の手の届かない棚。

例えば、今日から使わないぞ と決めた日。これらの余った薬剤をどう処分しましょう。
まとめて、水で流したいところですが・・・それは辞めましょう。屋外の水場などで流したら、近所の側溝を流れていって、近所の川に流れます。庭の片隅の土に流すとか・も嫌ですよね。

製造メーカー・販売店・町役場・県役場に回収の問い合わせをしましたが、回収はしてくれません。
規定では、専門の産廃業者に有料で引き取ってもらうよう定められています。
空き容器でさえも、ごみとして出すことはできないのです。

産廃業者に問い合わせしましたが、返事が頂けず・・・。
処理するだけで、数万円みたいです。

そうやって考えると・・・危険なものなんだと実感。

ガーデニングってものが、危険なものであって欲しくない と思いました。

で、結論は、現状一番良いのは、最寄の農協さんです。
農業従事者でなくとも引き取って頂けるようです。
ただし、有料です。
回収は年一回です。
この菰野近辺では、1月中旬。

年1回だから昨年は、期日を過ぎてしまい、今年はと思い、問い合わせしたら、12月中に申込みをしないとダメと言われました・・・。また来年か・・。

要は、これだけ処分が大変という話と、
私のようにいろんな種類をお持ちの方は、全部混ぜたりして流したりするとそれまた大変。
それらが、混ざり合いどんな化学変化をするかは、誰も知らないのです。

Naoyuki Sakuyama
私は庭を作る仕事をしています。庭を通じ、庭心を育むことで、逆にやさしい人や環境を育むことができるのでないかいう期待を込めて始めたブログです。 人に自然に寄り添うことの楽しみを伝えるために、僕は時間の許す限り、庭や自然を楽しむ時間を作ります。
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