ノスタルジー
”ジブリの教科書”って文庫本のシリーズ知っているだろうか。昨年くらいから出始めて、ナウシカから順番に発行しているんです。制作秘話や様々な角度からの解説などが書かれています。
昨年の映画風立ちぬへの個人的疑問をきかっかけに、ただのジブリ好きからジブリ研究家(大げさですが)に近い状態となっています。
てな感じで、おもひでぽろぽろ の巻が先週でまして、さっそく買い、読んでます。
おもひでぽろぽろは、大好きな作品の一つです。エンディングが素晴らしい・・・。
エンディングの受け止め方はいろんな方がいろんな解説をしていますが、僕なりの受け止めもあり・・・
あぁ・・・誰かと語りたい・・・ここで書くと長くなるので、もちろんやめます。
ノスタルジーってのが、僕の中で、常にひっかかるテーマとしてあるんですが、
ノスタルジーに陥ることは良くないことだと僕は20代のころに世の中の空気みたいなものに刷り込まれた気がします。
ノスタルジーは退行だと、退行はきわめて後ろ向きな生き方であるというのが、おそらく一般論かもしれません。
でも「昔はよかったなあ」って素直に言っていいと思う。
僕がいうのは、ただの現実逃避や後悔のみや現状批判だけでなく、前進のための退行という意味で。
それは、軌道修正だったり、初心の確認であったり、純粋な視点の回復であったり。
例えば何か迷ってしまったとき、自分に確かなものがどこかにあって、それが過去であれば、一旦そこに戻ってもいいんじゃないかということです。
僕は、どんな庭を作ってゆけばいいんだろう って思ったとき、子供の時にときめいたタンポポの草むらや絵本に出てきた野の花畑に戻っています。それがどう変化してゆくかは、わからないし、お楽しみな部分です。
ジブリの深みを味わいたい人は是非!
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