大人の中のこども
昨日、たまたま見た雑誌で、見つけた言葉。
「大人の中にいる子供を大事にしなければならない
大人の中の子供が創造的な仕事をするのだ」
司馬遼太郎の言葉らしい。
星の王子さまの冒頭にもこんな文が。
「大人は誰でも元は子供だった。(それを忘れている人が多いのだけれど・・)」
子供時代 学校生活で生じるコンプレックスや孤独や不自由や・・・卒業を繰り返し そんなものからとっとと逃れたく やがて思い出したくもない過去になってしまい・・・
最近よく思うのが、自分の中で、子供時代と大人時代が分断されている場合が多々あるのではないかということ。過去の記憶の曖昧さもあるのだろうが、基本どんな転換が途中あったとしても継続する一つの自分である。それを自然に受け入れないと大人の自分の中にいる子供を大事にはできない気がする。
単に純粋な子供心を大切に というフレーズだけでは、創造するという行為にまで及ぶことは難しいのではないかと思った。
虫でいうなら、幼虫やサナギはだめで成虫が正しい という そういう考えは違うような。
生きる力 という尺度なら 幼虫は同等もしくはそれ以上かもしれない。
私が今まで書いてきた 庭ごころ というのも、そんな大人の中の子供ごころ みたいな
要素なのかな と。
前途二つの言葉は、超有名作家の言葉なので、あえて私が言うことでもないが、周囲に伝えてゆきたい言葉であると感じる。
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