太陽光発電施設における緑化修景の提言
最近はFBでの発信もしておりますが、こちらの方が詳しく。
私の住む町は御在所の裾野で、調整区域なのですが、ここ数年、太陽光パネル施設がやたら建設されています。とにかくすごい。
山裾の木々の中にいきなり現れる無機質な景観。
あまりに不自然で景観を損ないます。
私は、自然エネルギーの普及は大賛成なんです。
が、ここ数年で、太陽光が なんか悪者みたいになってるんですね。
クリーンエネルギーなのに、緑地を伐採して、コンクリートリサイクル砕石を一面に敷き詰め、金網で囲われた景色をどんどん作っているから。
突然工事が始まり、隣地がパネルになったご近所さんもいます。
その人にとって, すごく大きな失望感です。近所のおじさんも散歩するとかがない・・とぼやく。
できれば、電気を大量に使用する都市部に発電施設は建設して頂きたいという前提はあるのですが、
いくら仮設とはいえ、20年以上は設置されるわけで、本来工場立地法などによる法定緑化の制度が適用されてもおかしくないはず。
30年後、今の施設が使用済のパネル置き場になって放置されないだろうか、撤去したとしても、一面のコンクリート砕石ははがせるのだろうか・・など想像すると、景観以外にもやはり問題あるなあ・・・と思うわけです。
日本の恵まれた自然・美しい里山の風景・・・なんて日本自慢も流行ってますが、里山の風景はすごいスピードで減少しているんじゃないかと。
この問題は、様々な側面から検証しなければならない問題かとは思います。
だから、私の分からして、あくまでも当事者住民そして地元造園屋としての視点で何かしらアクションを起こしたいと思い、緑化修景という提案を自治区の区長へさせて頂きました。
緑化する なんてことは、誰も想像すらしてない現状の中で、一つの選択肢として、示せればいいなと思います。
景観権の問題など、開発側としても、郷土や自然環境に対する人々の関心の高まりの中で、今後、必ず向き合わなければならない問題かと思います。
金網沿いにちょと緑や花をあしらうだけでもいいんです。
区長から町役場の方へ、資料を出してくれるとのことなので、何かまた進展でもあれば、ご報告します。
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