本との出会い
最近になって、本と出合う という感覚が分かってきたような気がする。
先日の若干スリリングな出会いは、「平気でうそをつく人たち」という本であり、やっと会えたね というような出会いが、「星の王子さま」である。
超有名な 星の王子さまであるが、恥ずかしながら読んだことはなかった。小学生の頃、図書館にあったような・・・で、パラパラとみて、以外と字が多いなあ・・・と手にとった程度。
今自分が欲しいヒントが、必ずありそう・・的に本屋へ探しに寄りました。
池澤さんという人が、オリジナルで翻訳したバージョンですが、あとがきにこの人は50年、星の王子さまを読み続けてそれでもまだ、作者の言いたいとこが全て理解できない と書いてありました。
そうか・・こういう本の読み方もあるのか・・と思い図書館で借りるのではなく買うことにしました。 (原版も次は読むつもりです)
星の王子さまは、イラストと文で構成されています。
そのイラストを見ながら・・・18年くらい前、22歳の時に私が書いたイラストを思い出しました。
なんか星に乗ってる感じが似ているかな・・・
宇宙を舞台にちょっと世の中の表と裏を述べたような「but」というタイトルで文章付の絵本スタイルのものです。
恥ずかしいので文は載せませんが10ページほどあります。
ま、この絵はさておき、
きつねと王子さまの会話 「じゃ。大事なことを言うよ・・・・ものは心で見る。かんじんなことは目では見えない」 この辺りのテーマに私は、この本との出合いを求めたのだろう。
王子さまと作者との会話「僕の星は小さいから、あれって指さして教えられない。でもその方がいいんだ。ぜんぶの星がきみの友達になる」
私はこのセリフの真意が知りたいと思った。
王子さまとの別れのシーンはすごく心に残る。砂漠で別れるのだが・・・・この本の出版の1年後、作者サングジュペリは、自国フランス軍の偵察飛行に飛び立ち、砂漠上空で行方不明になる・・・・・。
ネットでいろんな人の感想をみた。いくつか解釈が異なったりしている。そうじゃないだろ・・みたいな解釈もある。
何度も読んでみたいと思う。
私は強く思った。
私も、こんな物語がかけるくらい、心の目を養いたいな と。
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