葉のないサクラ
去年も秋まで持たず夏の終わりに葉が無くなってしまった。
夏の終わりに大量に発生するモンクロシャチホコという蛾の幼虫に食べられてしまうのだ。
モクロシャチホコは土に潜って蛹となる。
おそらく、植木の出所の稲沢あたりから木の根鉢と共に連れてきたのだと思う。
一応手で取ったりしたけど、残った数匹でも数日で完食してしまう。
鳥や他の昆虫が食べないかなあとたまに観察しているが、一応カマキリが枝にいるのを発見した。
おそらく数匹は食べたのであろうかと思う。
ここでの生態系に溶け込んで、ほどほどに虫食いがありつつも、秋まで葉が残る日はいつになるだろうか・・と木を見ながら考えた。
「気長に待ってるから、よろしく」と、語りかけてみた。
娘の保育園の玄関まわりにも大きなソメイヨシノがある。
同じ時期に木の下は、糞だらけだった。
数日後、ケムシの死骸がたくさん落ちていて、ああ・・・、薬を散布したんだ・・と思った。
結局、薬を撒いても、また次の年に発生するんですよね。全滅はしない。
虫は、耐性を備えてゆき、薬があまり効かなくなり、人間は、更に強い薬を撒くことになる。
毛虫の大量発生をほっといたら、どれくらいで発生しなくなるのか。
そんな実験でもあります。
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