17坪の庭で。
前回ご紹介したTVで取り上げて頂いたお庭。
秋植えの球根を届けに年末に寄ってきました。
様々な予定の合間に行けたので、連絡していなかったのですが、やはりお留守。
そこでお庭の様子をみたら、非常にいい感じ。
庭を利用し楽しんでいる雰囲気が思い切り漂っていました。
お庭のデザインは、単に見た目だけの世界でなく、見た目も非常に大事ですが、
施主さんの日常にどう庭が関わってゆけるか、ということが大事だと考えています。
庭空間を楽しみたいといっても、実際のところ人によって、自然というものへの距離感があります。
心理的なものもあれば、物理的な庭と関われる時間なども関係します。
その距離感を判断しながら、「今よりも少し自然に近づいてもらう」。そんな意図を盛り込みデザインします。
作庭から5か月後です。
ハードウッドの造作板塀ですが、塗装ではないのですが、木材自体の色目のムラがいい感じでアクセントになっています。
下へ行くほど目地幅が広げてあります。
自然素材で遊んでるー。
全てがこの庭で生じた素材ではないですがね。
部屋と庭を繋ぐ濡縁デッキは重要な役割です。
上がれる、座れる、モノが置ける。
街なかに秋の七草が咲く、というテーマもあって。
そんなプレートが作ってある! 素晴らしい!
(秋の七草のうち、大きくなりすぎるハギとクズはさすがに植えてません。)
落ち葉がそのままナチュラルに。
ビルに囲まれた街なかには思えませんね。
サイコーです笑
雑草はそのままに。
奥様らしいし、そういう意図をもった設計になってます。
程よく雑草が生えてきて欲しい庭なのです。
オニノゲシとアメリカセンダングサ かな。
また春以降に写真を撮りに寄らせて頂こうかな。
春以降が楽しみです。
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