植生遷移とガーデニング
雑草は地球のかさぶたである。
裸地に生える雑草をみると、この言葉が思い出され 雑草の見え方が変わる。
確かに、山を切り取った採石場や開発され整地された土は痛々しい。
裸の土は、風や雨で浸食される、それを真っ先に防ぐのがコケや雑草たちだ。
擦りむいた肌を保護するためにかさぶたができると思うと、大きな重機でひっかく開発行為は余計に痛々しくイメージされる。
では、とにかくそのまま放っておくとどうなるのだろう。
まずコケや一年性の草が生え、やがて多年性の草地(草原)になり、低木性の草木になり、
樹木が茂り、森となり、それ以上変化しないところまで行き着く。それまでに数百年以上。それを極相林という。(極相形態は 気候や環境によって異なる)
僕らは草を抜き、木々を剪定し、その風景を楽しむわけだが、要は、植生遷移を止めているわけだ。
それがいいのか悪いのかは分からないが、そういう見方をするのも何かのきっかけになる。
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