蔵の奥の秘密のガーデン
住居の裏にある、蔵のある古い屋敷(空き家)の、更に裏の放置された空間を庭として生まれ変わらせる工事をしました。
何年も放置された和風庭園のあるわさわさした空間でしたが、初めて見たとき庭として相当高いポテンシャルを感じました。
蔵、錆びたフェンス、大きな木、スイセンやバイモユリの群生。
年月の経過は、何より価値があります。
簡単に作れませんからね。
施主様が抱く憧れのイングリッシュガーデン。
イギリスのバックヤードのカントリーガーデンのようなイメージで、空間や日本の気候にもあう和花も多用した多年草ガーデンを作りました。
奥のワサワサの空間は、草刈りの刈り高で園路を作り、ナチュラルな日本的なメドウガーデンに。
和洋折衷コーディネートです。
蔵や瓦屋根の屋敷に洋風な世界を合わせていくのって、結構楽しい!
こんなアンティークの鋳物カップやビンテージレンガを合わせます。
商店街の通りから奥の奥。空き家と蔵の間のトンネルの向こうです。
ラフなレンガの小道が誘います。
反対から見るとこんな感じ。
いいでしょ。
僕は好き!
うちにも欲しい、、、こういう空間。
元々ある錆びのフェンスと右の新設のフェンスにバラとクレマチスを這わせます!
まだテーブルセット、白いパラソル、くすんだ水色のオベリスクを後日入れます。
どこからどこまで造園したのか、、、分からないところが、、いいところ笑
御影のベンチは、敷地にあったもの。
剪定枝でナチュラルな柵を制作。(サービス工事、、、ついつい、いつもこうなる、、、)
このナチュラルフェンスは今回のヒット作でした(笑)
草刈りでメリハリを出して、小道も作る。
シャクナゲやウツギ、ミツバツツジなど灌木類も捕植。
収獲できるエリアも少しだけ。
ポタジェな雰囲気出てます。
規制があればあるほど、面白い空間が生まれます。
和とか洋とか関係なしに、古いものは、庭にとって財産です。
湯の山の廃墟を庭にアレンジしたら、絶対面白いんです!!が、、、耐震とか、、、いろいろあるそうで。
ここのお庭は、来年の「菰野暮しの庭巡りツアー」(*今年はコロナで中止)で寄りたいと思います。
、、、そう菰野の町なかにあるんですよ。
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